ICL治療
眼内コンタクトレンズ:ICL(有水晶体眼内レンズ)
ICLとは
眼内コンタクトレンズ治療は、レンズを目の中に入れて視力を矯正する治療法です。
インプランタブルコンタクトレンズを略してICL治療と呼んだり、フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)治療と呼ばれることもあります。レンズは黒目(虹彩)の後ろ側と水晶体の前面の間に固定しますので外から見てもわかりません。
ICLの特徴
① 目にやさしい生体適合性の高い素材(FDA/厚生労働省認可)

目の中に入れるレンズは、ソフトコンタクトレンズのような柔らかい無色透明の素材です。
有害な紫外線をカットする機能もあります。半永久的に使用可能です。
2005年12月米国FDAにより医療機器として承認されています。また、日本でも2010年2月に厚生労働省より「有水晶体後房レンズ」としてICLレンズ(乱視なし)が承認され、続いて2011年11月にICLトーリックレンズ(乱視あり)が承認されました。2012年1月時点で世界64ヶ国、合計30万眼の実績があります。

② 近視の戻りが少ない
レーシックには、近視の戻りというデメリットがあります。近視の戻りとは、術後数年経過すると視力が以前の状態に戻ってしまう状態のことをいいます。レーシック治療を受ける前のもともとの視力が悪い人や角膜を削る量の多さによって近視の戻りが発生する可能性が高くなります。
一方、ICL(眼内永久コンタクトレンズ)は元の視力に関係なく、近視の戻りが少ないです。術後何年経っても、治療直後と同じ見え方が維持できます。
③ 角膜を削らない大きな光学系
眼内コンタクトレンズ治療なら、角膜を削らないので角膜の形がほとんど変化しません。また光学系が大きく確保できるため、夜間に問題となるハロー・グレアの抑制による、優れた見え方が期待されます。また、角膜を削らないためドライアイがほとんどありません。

④ 日帰り治療 回復も早い
眼内コンタクトレンズ治療の治療は、レンズを専用の器具で目の中に入れます。
麻酔は目薬だけですから痛くありません。また傷口が約3ミリと小さいので回復が早く日帰りで可能です。縫合や抜糸の必要もありません。
⑤ 将来の目の病気の治療に影響を与えません
眼内コンタクトレンズ治療のレンズは、取り外して元の状態の戻すことができるので、将来白内障などの目の病気になった際に、治療の選択肢が狭まるようなことがありません。
手術の流れ






1. 笑気麻酔(ハイパーリンク)を吸っていただきます。
2.片眼に痛み止めの麻酔をします。
3.角膜に3mmの切開をし、粘弾性物質を前房内に充填。
ICL(眼内コンタクトレンズ)を虹彩下にインプラントし、レンズを固定します。
そのあとI/Aにと前房内を洗浄し、最後に傷口がふさがっているかを確認します。
(通常10分程度)
4.もう片眼に十分麻酔をしてから、同じ手順にて手術を行います。
5.院内でしばらく休憩していただいた後、術後検査・術後診察を診察室で行い、問題無ければそのまま帰宅していただきます。手術後は自宅でなるべく安静にお願いいたします
手術当日の注意点
手術当日まではコンタクトレンズは装用できますが、手術中に外して行います。
付き添いなしでお一人で帰宅できますが、手術当日はかすんではっきりとは見えません、また異物感と涙っぽい感じがしますので早めに帰宅して眼を休めましょう。
手術当日は点眼がとても大切ですからしっかり使いましょう。
術後翌日検診
朝起床時には異物感もほとんどなくなり、かなりクリアに見えます。起きたらすぐに点眼を始めてください。ご予約時間に御来院ください。
手術費用
ホールICL<技術代、レンズ、術後半年間の診察・検査費用、薬剤費を含みます>
乱視 |
税別 |
---|---|
乱視なし |
両眼 620,000円(税込) |
乱視あり |
両眼 680,000円(税込) |
お支払方法
- 【現金】
- 手術当日にお支払いください。
- 【カード】
- 手術当日にお支払いください。一括払いのみです。
事前に限度額の確認をお願いいたします。
本人様名義以外のカードは利用いただけませんので、ご注意ください。 - 【振込】
- 手術前日までにお支払いください。
希望されるかたが先に受付にお話ししてください。
● 生命保険の手術給付金について
多くの生命保険会社でフェイキックIOLが手術給付金の対象になっていますが、ご加入中の保険の種類にもよりますので、詳しくは保険会社にお問い合わせください。お問い合わせの際、手術の正式名称が必要な場合は、「有水晶体眼内レンズ挿入術」とお答えください。
● 医療費控除について
昨年1年間(1月~12月)で、本人または生活を共にしている家族が支払った医療費が合計10万円を超えた場合、確定申告で税金が還付される可能性があります。対象となるか否かは個々の事情により異なりますので、詳しくは税務署にお問い合わせください。申告する際の必要書類として予約金・手術費の領収書などの提出が必要になりますので、大切に保管してください。領収書の再発行はできません。
当院のICL治療の特徴
当院のICL手術は治療相談から診察・手術・手術・アフターフォロー
著名な医師が在籍するクリニックを受診したものの、担当者は別の医師だったという経験はありませんか?当院では、患者様の満足度を追求するため、治療相談から手術、アフターフォローまですべて大澤院長が担当しています。また、手術も一日1名までと決めておりそのため、患者様一人ひとりの目の状態に合わせた手術方法の調整などきめ細かなICL治療をご提供できます。