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レイワン ギャラクシー(RayOne Galaxy)
2026.04.14
レイワン ギャラクシー(RayOne Galaxy)は、イギリスのRAYNER INTRAOCULAR LENSES社とブラジルのJoão Marcelo Lyra医学博士が共同で人工知能(AI) を用いて開発した眼内レンズです。
多焦点眼内レンズは一般的に、「回折型」「焦点深度拡張型(EDOF)」「屈折型」に分類されます。レイワン ギャラクシー(RayOne Galaxy)は、これらとは異なる新しい発想から生まれた“スパイラル(らせん)型”のレンズです。らせん状に連続する独自の光学設計により、光を分けるのではなく、なめらかにつなぐことで、より自然で違和感の少ない見え方を目指しています。さらに、膨大な患者データをもとにAI技術を活用し、光の流れを最適化することで、従来の多焦点レンズとは異なる、連続的で快適な視界が期待できます。
2024年、ヨーロッパでCEマーク(医療機器承認)を取得。日本国内では未承認のため、自由診療(自費診療)として取り扱われています。
光のロスが極めて少ない 明るくクリアな視界へ
一般的な多焦点レンズでは、光をいくつかの距離に分けるため、少し無駄が生じてしまいます。その結果、見え方が少し暗く感じたり、くっきり感(コントラスト感度)が弱くなることがあります。
レイワン ギャラクシー(RayOne Galaxy)は、光を分けるのではなく、なめらかにつなぐ構造を採用しているため、光を効率よく活かすことができます。これにより、明るく自然で、はっきりとした視界が得られやすいのが特徴です。
夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)を抑えた設計
多焦点眼内レンズでは、夜間に光の周りににじみ(ハロー)やまぶしさ(グレア)を感じることがあります。RayOne Galaxyは、特許取得済みのスパイラル光学設計により、こうした光のにじみを抑え、はじめから快適でクリアな見え方を目指したレンズです。
遠くから手元まで、なめらかにつながる見え方
遠方だけでなく、中間距離や近距離まで、連続的にピントがつながる設計が特徴です。
そのため、視線を動かしたときの違和感が少なく、日常生活のさまざまな距離を自然に見やすくなります。特に従来の多焦点レンズで感じやすかった「中間距離の見えにくさ」を補う設計となっています。
レイワン ギャラクシー(RayOneGalaxy)の注意点・デメリット
レイワン・ギャラクシー(RayOneGalaxy)は、遠くから中間距離までを自然に見やすくする先進的な眼内レンズです。ただし、どのレンズにも特徴があるように、いくつかご理解いただきたいポイントもございます。
① 手元の見え方について
レイワン・ギャラクシー(RayOneGalaxy)は、遠くから中間距離までを重視した設計のレンズです。そのため、新聞やスマートフォンなどの細かい文字(約40cm以内)では、やや見えにくさを感じることがあります。日常生活には大きな支障はありませんが、細かい作業の際には、必要に応じて眼鏡をご使用いただく場合があります。なお、手元の見え方は、EDOFレンズよりは見やすく、3焦点レンズと比べるとやや控えめな設計です。
そのため、手元の見え方を特に重視される方には、他のレンズが適している場合もございます。
② 見え方が安定するまでの期間が他のレンズより若干長い
レンズの構造がやや複雑なため、見え方に慣れて視力が安定するまで少しお時間がかかることがあります。個人差はありますが、多くの場合、1〜2週間ほどで落ち着き、1か月程度で安定してきます。はじめのうちは、見え方の違和感や変化を感じることがありますが、時間の経過とともに自然に慣れていく方がほとんどです。
③ 新しいレンズであること
新しいレンズのため、長期間(10年以上)のデータはまだ十分に蓄積されていません。ただし、現在のところ良好な成績が報告されており、今後のさらなる評価が期待されています。
④ 費用について
レイワン・ギャラクシー(RayOneGalaxy)は保険適用外の自由診療となり、手術・検査・診察・お薬にかかる費用はすべて自己負担となります。選定療養のレンズと比較すると費用は高額となります。
レイワン・ギャラクシー(RayOneGalaxy)は、
✔ 夜間の見え方
✔ ピントのつながり
✔ 光を効率よく使う設計
といった点に魅力のあるレンズですが、
すべての方にとって最良とは限りません。
当院では、目の状態やご希望、生活スタイルを丁寧にうかがったうえで、本当に合ったレンズ選びをご提案しています。
費用
片眼 乱視なし75万円
片眼 乱視あり 80万円
キャンセル代 7万円
• レンズ決定時に申込金として7万円を頂きます。
• 個人輸入レンズは発注から納期まで1か月程度かかりますので余裕を持った手術予定日の決定が必要です。
• 上記の費用には眼内レンズ代金、手術技術料、薬剤代金、術後3ヶ月の診療費用を含みます。